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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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ようやくフリルク話書き出しました。
ちゃんと、甘くなるだろうか…と心配になっています。
仲間厳しめに重点置きすぎてるよ…(汗
まぁ、甘くならなかったら新しく話を考えればいいか!(ぉい

h_sedo.png最近、PCに触れないのでケータイでいろんなとこ回って、
いろんなジャンルにはまってます(汗
「忍たま(乱太郎受け)」「種(イザキラ)」「灰男(リンアレ)」
「BASARA(小十幸)」「銀魂(土新)」etc...
ぶっちゃけ、もっといろんなジャンルまわってます。
そんな暇があれば書けって話ですよね…(か、書いてますよ…!(汗

で、今一番はまってるのは「ハリポタ(セドハリ)」です。
やっぱ、マイナーだなぁ、自分…と思わず泣きたくなりました。
泣きたくなるくらい少ないです、セドハリ。
セドハリの前は普通にスネハリが好きだったんですけど、知り合いがはまってたので探して読んでみたら、ツボに入りましたっ…!
あと、オリハリも好きなんですけどやっぱりマイナーorz
オリバーはパーシーが多いっぽいですね、ってか、オリバー自体少ねぇ…(セドリックにも言えるけど
(セドリックの画像探したら黒髪が多かったんですけど、原作だと黒髪でしたっけ?それとも、映画でも黒髪…?ちゃんとセド役の写真見付けたんですけど…茶髪でしたよね?間違えて他の人描いたんじゃないかと心配になってきた…)


[つづき]にセド+ハリ小説あり




“ハリー・ポッター”
“例のあの人”の魔の手から唯一生き残った男の子。
“例のあの人”を倒した英雄。

僕の中にも他の人たちと同じく、最初はそんな印象しかなかった。
凄い男の子で生きる世界が違うのだと思っていた。
その印象は彼が入学して、100年ぶりの最年少シーカーになった時に、そして、再び“例のあの人”と相対して生き延びたことで深く根付き、その次の年も秘密の部屋を探し当てて事件を解決したことで更に深く根付いた。
寮も学年も違う。
だから、僕は等身大の彼を知らずに過ごしていた。

その印象が覆されたのは、彼が3年に上がり、クィディッチで対戦した後のことだ。

そのクィディッチの試合に現れたディメンターのせいでハリーが箒から落ちてしてしまったのだ。
僕はそれに気付かずスニッチを掴んだ。
しかし、そのことを知って僕は試合を没収試合にしてほしいと願い出た。
彼とは正々堂々戦って勝ちたかったからだ。
だが、僕の願いは叶えられることはなく、その試合はハッフルパフの勝利という形で終わった。
何とも後味の悪い試合で、僕は納得がいかないのと同時にハリーに申し訳なくなった。
ディメンターさえ現れなければ、ハリーがスニッチを掴んでいた可能性があるからだ。
もちろん、ハリーが本調子でも僕が勝っていた可能性はあるし、そう思いたい。
でも、ディメンターのせいで、曖昧になってしまった。
そのことが凄く悔しかった。
悔しくて、悲しくて、申し訳なくて…僕は沈んだ気持ちで彼がいるだろう医務室の方向を見た。
―――ハリー…君にちゃんとした形で勝ちたかった
“ハリー・ポッター”という偶像ではなく、グリフィンドールのシーカーの“ハリー”に勝ちたかった。
いつの間にか僕は“ハリー・ポッター”ではなく、ハリーを見ていた。
そのことを僕はこの時になってようやく気が付いた。

それから僕は誰かに見咎められないようにひっそりと彼のいる医務室を訪ねた。
謝りたかったのだ。
君がディメンターの影響下にあったのに、それに気づかずスニッチを追いかけていたことを。
ハリーの不調を幸運に思い、スニッチを追いかけた卑怯者だとハリーに思われたくなかった。
彼に嫌われたくなかった。
でも、もう遅いかもしれない…そう思うと医務室の扉を開けるのが怖くなった。

「あら?」

ガラッという音と共に躊躇っていた僕の前に現れたのは校医であるポッピー・ポンフリーだった。
「どうしたのです、ディゴリー」
「あ、その…」
「あぁ、ポッターの見舞いですね。貴方なら安心して中に入れて差し上げられます。…全く、ウィーズリーの双子といったら…」
ぶつぶつと文句を呟いているポンフリーにあの双子は何をやらかしたのだろうと不思議に思うが、ある程度見当はつく。
恐らく医務室の中でもいつものように騒ぎ立てたのだろう。
そして追い出されたに違いない。
偏見かもしれないが、それほど的外れな考えではないと思う。
「私は少し医務室を離れますので、ディゴリー、貴方に任せてもよろしいかしら?」
「え…」
「お願いするわね」
返事を聞かずに去ってしまったため、僕は躊躇いを捨てて医務室に足を踏み入れた。
そして、ゆっくりハリーが眠っているだろうベットに近づくと、身じろぎした音が聞こえ、僕は思わず立ち止まった。

「誰?」

その声に僕は固まる。
返事が返ってこないことで友人ではないと気付いた彼は、不機嫌な声で「誰だか知らないけど、嘲笑いに来たなら帰ってよ」と言った。
嘲笑いに来たなんてそんなことはない。
そう言いたいのに、僕の口は声を発してくれない。
動く様子も返答もないことに不審に思ったのか、彼はカーテンを開けた。

「貴方は…」

驚いたように僕を見る翡翠の瞳。
その美しい瞳に見惚れそうになったが、普段より青ざめた顔色にはっと我に返り、緊張しながらも彼に近寄った。
「…やぁ、ハリー。その…大丈夫かい?」
そう尋ねると、ハリーはゆっくり頷いた。
「今はもう…だいぶいいです」
その顔色で良くなったというなら、ディメンターが現れた時はもっと酷い顔色だったのだろう。
彼が他の人より強い影響を受けるのは、彼がそれだけ強い絶望を知っているということだ。
絶望が強ければ強いほど影響が出やすい。
「生き残った男の子」として英雄のように祭り上げられている彼が絶望を知っているのを不思議に思う…なんてことはない。
少し考えればわかるのだ…彼がまだ赤子の頃に、彼の目の前で両親を殺されたことを。
「その、何か用ですか?」
その瞳には落ちたことをからかいにでも来たのかと警戒が宿っている。
そのことを悲しく思ったが、僕が等身大の彼を知らないのと同じように、彼も僕を知らないのだから仕方ないのだということに気付く。
「君に謝りに来たんだ」
「謝りに?何故?」
警戒は消えたが、その代わりに不思議そうな表情を浮かべるハリー。
等身大の彼はこんなにわかりやすい人間だったのかと驚きながら、それを顔に出さずに僕は答えた。
「君がディメンターのせいで落ちたことに気付かず、スニッチを追いかけていた。あいつらさえ現れなければ、君が捕まえていたかもしれないのに…」
そう言うとハリーは目を見開いて僕を凝視した。
じっと見られた僕は少し気恥ずかしかったけど、そのままハリーを見つめた。
「驚いた…貴方って凄く誠実な人なんだね」
「そんなことないよ」
「ううん。僕が落ちたのはあいつらのせいであって貴方のせいじゃないのに、謝りにくるなんて、普通はしないと思うよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
くすくすと笑ってそういうハリーに僕も微笑みながら、内心嫌われなかったことにほっとする。
悩んでたのが馬鹿みたいにハリーは僕のことを悪く思ってなかったみたいだ。
単に、気にとめてもらえてないだけだと思うけど、そう考えると悲しいから考えないようにする。
「正義感が強いんじゃない?貴方、グリフィンドールも向いてると思うよ」
「そういえば、組みわけの帽子はグリフィンドールとハッフルパフで悩んでたよ」
「やっぱり!」
自分の考えが肯定されたことが嬉しいのか、ハリーは嬉しそうに笑った。
「どうせなら、グリフィンドールだったら良かったのに…」
それは僕も思わなくもなかった。
彼と過ごすグリフィンドールでの生活はどれほど魅力的だろうか。
しかし、生憎と僕はハッフルパフで、今の生活を気に入っているし、この寮が合っていると思う。
「ハッフルパフ生じゃ仲良くしてくれない?」
そう尋ねると、ハリーはぶんぶんと首を横に振った。
意地悪な質問だったかなと思うけど、否定してくれたことが嬉しくて顔がにやけてしまう。
そんな僕を不思議そうに見るハリーに慌てて顔を引き締めた。
「そういえば、ハリー。気になってたんだけど、僕の名前、呼んでくれないね。もしかして、知らない?」
「ううん…その、どう呼べばいいかなって。ディゴリー先輩、でいい?」
「それだとなんだか他人行儀で悲しいよ。ファーストネームで呼んでほしいな」
「セドリック先輩?」
「…」
「セドリック…?」
「うん、それがいいな」
にこりと笑ってみせると、ハリーも安心したように笑った。
その表情がなんだか可愛くて、思わず抱きしめたくなったけど、せっかく仲良くなれそうなのに警戒されたくないから我慢する。
「これからよろしく」
「こちらこそ」
とりあえず、まずは握手から。


いつの間にか惹かれていた。
等身大のハリー・ポッターに、飾らない彼に。
自覚した途端、ライバルの多さに気付いて苦笑いを禁じ得ない。
他の人たちよりスタートラインに立ったのは遅いけど、誰よりも近くにいけると信じて…

僕は走り出す―――





自分オワタのお知らせ…
セドハリですらない…(汗
やっぱ、うろ覚えじゃ駄目ですよね。
でも、本編を読み返す気力がなかったので捏造(ハリーって落ちた後どうなったんだっけ?(ぉい
とりあえず、ごめんなさいm(_ _)m

拍手[18回]

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お久しぶりです。
覚えていらっしゃらないかもしれませんが、禾侑です。
本当に久々に霧崎さんのサイトに伺わせて頂きましたが、どの小説も感動のあまり読み返してしまいました。
何故こんなに綺麗な文章を書けるのか不思議でなりません。

これからも頑張ってください。

長々と失礼しました、では、また伺います。
禾侑 URL 2009/07/30(Thu)00:37: 編集
Re:お久しぶりです。
お久しぶりです、禾侑さま。
もちろん覚えておりますよ!!!
そう言っていただけると嬉しいですwww

ご期待にそえるよう、これからもがんばっていきたいと思います!
【2009/07/30 16:49】
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