本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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※ルフィが海賊王になった後の話です
「ワニ~~!」
「…また来たのか」
手を振りながら走り寄ってくるここ数年で見慣れた姿にクロコダイルは呆れたように溜息を吐いた。
「お前、仲間はどうした?」
「ワニに会いに行こうって言ったらさぁ、一人で行けだってさ」
冷たいよなぁ~と言いながらクロコダイルに抱き着くルフィに、クロコダイルは当たり前だと眉を寄せた。
誰が好んで殺されかけた奴に会いに来るというのだ…ルフィは来ているが。
邪険にされているが、しかし、これでも一応はルフィの仲間たちに信用されていると知っている。
ルフィがクロコダイルに会いに来るようになった当初は、指一つ触らせないとばかり警戒していた船員たちが、ルフィを一人で来させるのがその証拠だ。
まぁ、尤も、昔より丸くなったクロコダイルへの信用というより、クロコダイルに攻撃されてもやられないだろう自分たちの船長への信用が理由だろうが。
「…物好きな奴だ」
「しししっ、そうかぁ?一緒に脱獄した仲だし、おかしくねぇと思うぞ?」
あん時は大変だったよなぁーと他人事のように言うが、史上初のインペルダウン侵入と沢山の囚人を連れた脱獄の先導者は間違いなく目の前にいるモンキー・D・ルフィである。
相変わらずこいつはよくわからん、とクロコダイルはルフィを理解するのをあっさり放棄した。
「…で、今日はどうした?」
「お!聞いてくれよ~!ケムリンが遊んでくんねぇんだ」
「将校相手に遊ぼうとしてんじゃねぇよ、アホが」
「だってさ~」
ぷぅとガキみたいに頬を膨らませる姿は本当に子供にしか見えない。
「あいつくらいしかまともに相手してくんねぇんだもん」
「…だろうな」
海賊王にまでなったこの男を本気で捕まえようとする人間など、確かにあの男しかいないだろう…否、捕まえようすることができるだけの力を持った、と言った方が正しい。
そこらの海軍では退屈凌ぎにすらならないだろう。
「なのにさー、『海賊はお前だけじゃないんだ』ってどっか行っちまうし」
そりゃあ、海賊のくせして民間人の英雄みたいな存在になってるこのアホより、海賊らしい海賊は沢山いる。
こいつが騒ぎを起こす時はたいてい相手方が悪いし、余程のことがない限り、誰かを害したりはしない。
それならば、こいつを放置して他の海賊を狩っていた方が海軍も有意義だろう。
ってか、わざわざこいつに会って、そう告げていく時点で、煙野郎もかなり甘いと思うのは俺だけか?
「…で、俺に暇潰しの相手をしろと?」
「だってワニも暇だろ?」
勝手に決め付けているルフィにクロコダイルは眉を寄せた。
「暇じゃねぇから他を当たれ。どこぞの海賊女帝やてめぇの兄なら喜んで相手をしてくれるだろーが」
「えー?俺はワニと遊びてぇんだよー」
「却下だ」
どこぞの煙野郎の代わりなんざ御免だ。
クロコダイルは舌打ちして、葉巻に火をつける。
ルフィはむぅっと顔をしかめ、クロコダイルに飛び付いた。
「っ…何しやがる、クソガキ!」
飛び付いてきたルフィのせいで深く煙を吸い込んでしまったクロコダイルはケホケホと咳込みながらルフィを睨み付けた。
「遊んでくれねーおめぇがわりぃんだ!」
「ガキの理屈だろ、そりゃあ」
「ワニが悪いんだ!…俺は今から寝るから起こすなよ」
そう言うとルフィはクロコダイルの背中に張り付いたまま目を閉じた。
そしてすぐに寝息をたて始める。
物事が思い通りに進まないことにふて腐れて寝るなんざガキ以外何者でもねぇ…こんなのが海賊王なんて世も末だな。
クロコダイルはそう思いながら、背中の温もりを引きはがすことはせず、葉巻の煙を吸い込んだ。
「…甘ぇ」
いつもは苦く感じる葉巻が何故か甘く感じた。
――――――――――――――
ワニ→ル(←スモ)のつもりw
ルフィは大人になってもお子様だから他意はない!(ぉい
ルフィはワニといたらケムリンの話ばっかして、ケムリンといたらワニの話ばっかしてたらいいなwww←待て
「ワニ~~!」
「…また来たのか」
手を振りながら走り寄ってくるここ数年で見慣れた姿にクロコダイルは呆れたように溜息を吐いた。
「お前、仲間はどうした?」
「ワニに会いに行こうって言ったらさぁ、一人で行けだってさ」
冷たいよなぁ~と言いながらクロコダイルに抱き着くルフィに、クロコダイルは当たり前だと眉を寄せた。
誰が好んで殺されかけた奴に会いに来るというのだ…ルフィは来ているが。
邪険にされているが、しかし、これでも一応はルフィの仲間たちに信用されていると知っている。
ルフィがクロコダイルに会いに来るようになった当初は、指一つ触らせないとばかり警戒していた船員たちが、ルフィを一人で来させるのがその証拠だ。
まぁ、尤も、昔より丸くなったクロコダイルへの信用というより、クロコダイルに攻撃されてもやられないだろう自分たちの船長への信用が理由だろうが。
「…物好きな奴だ」
「しししっ、そうかぁ?一緒に脱獄した仲だし、おかしくねぇと思うぞ?」
あん時は大変だったよなぁーと他人事のように言うが、史上初のインペルダウン侵入と沢山の囚人を連れた脱獄の先導者は間違いなく目の前にいるモンキー・D・ルフィである。
相変わらずこいつはよくわからん、とクロコダイルはルフィを理解するのをあっさり放棄した。
「…で、今日はどうした?」
「お!聞いてくれよ~!ケムリンが遊んでくんねぇんだ」
「将校相手に遊ぼうとしてんじゃねぇよ、アホが」
「だってさ~」
ぷぅとガキみたいに頬を膨らませる姿は本当に子供にしか見えない。
「あいつくらいしかまともに相手してくんねぇんだもん」
「…だろうな」
海賊王にまでなったこの男を本気で捕まえようとする人間など、確かにあの男しかいないだろう…否、捕まえようすることができるだけの力を持った、と言った方が正しい。
そこらの海軍では退屈凌ぎにすらならないだろう。
「なのにさー、『海賊はお前だけじゃないんだ』ってどっか行っちまうし」
そりゃあ、海賊のくせして民間人の英雄みたいな存在になってるこのアホより、海賊らしい海賊は沢山いる。
こいつが騒ぎを起こす時はたいてい相手方が悪いし、余程のことがない限り、誰かを害したりはしない。
それならば、こいつを放置して他の海賊を狩っていた方が海軍も有意義だろう。
ってか、わざわざこいつに会って、そう告げていく時点で、煙野郎もかなり甘いと思うのは俺だけか?
「…で、俺に暇潰しの相手をしろと?」
「だってワニも暇だろ?」
勝手に決め付けているルフィにクロコダイルは眉を寄せた。
「暇じゃねぇから他を当たれ。どこぞの海賊女帝やてめぇの兄なら喜んで相手をしてくれるだろーが」
「えー?俺はワニと遊びてぇんだよー」
「却下だ」
どこぞの煙野郎の代わりなんざ御免だ。
クロコダイルは舌打ちして、葉巻に火をつける。
ルフィはむぅっと顔をしかめ、クロコダイルに飛び付いた。
「っ…何しやがる、クソガキ!」
飛び付いてきたルフィのせいで深く煙を吸い込んでしまったクロコダイルはケホケホと咳込みながらルフィを睨み付けた。
「遊んでくれねーおめぇがわりぃんだ!」
「ガキの理屈だろ、そりゃあ」
「ワニが悪いんだ!…俺は今から寝るから起こすなよ」
そう言うとルフィはクロコダイルの背中に張り付いたまま目を閉じた。
そしてすぐに寝息をたて始める。
物事が思い通りに進まないことにふて腐れて寝るなんざガキ以外何者でもねぇ…こんなのが海賊王なんて世も末だな。
クロコダイルはそう思いながら、背中の温もりを引きはがすことはせず、葉巻の煙を吸い込んだ。
「…甘ぇ」
いつもは苦く感じる葉巻が何故か甘く感じた。
――――――――――――――
ワニ→ル(←スモ)のつもりw
ルフィは大人になってもお子様だから他意はない!(ぉい
ルフィはワニといたらケムリンの話ばっかして、ケムリンといたらワニの話ばっかしてたらいいなwww←待て
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