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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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※すっごい短いです。いつも通り捏造。



 

好きだと言って
好きだと言われて

何でハッピーエンドにならないんだろう?

 

「やってくれるな、ルーク?」

拒否権は、なかった。
その言葉は問いではなく、確認。
ルークの意思を尊重するのではなく、捩じ伏せる言葉。

「……はい」

それ以外、何が言えたのだろう?
視界の隅で顔を強張らせている恋人が見えたが、ルークはそこから意識を切り離した。
    を見ていたらきっと言いたくなるから…
「嫌だ…やりたくない」と。
だから、意図的に見ないように視界から外した。

 

好きだと言って
好きだと言われて

何でハッピーエンドにならないんだろう?

 

「皆の命を俺に下さい!俺も…俺も一緒に…っ」

地面にローレライの剣を刺し、超振動を発動する。
途端、レプリカたちが淡い光を放ちながら、透けて、そして消えた。
残ったのは自我が発達し、レプリカの代表としての役割を担っていたマリィベルのレプリカと超振動を起こしたルーク。
そして、少し離れたところにいるパーティーメンバーとアッシュ、そして……

「俺も一緒に、逝くから」

ルークはそう言って透けた腕をマリィベルに伸ばした。
その言葉にマリィベルも微笑みながら手を伸ばす。

「だから…さよなら、    」

もう感覚のない首を動かして、最後の最期に愛した恋人だけを見た。
愛してくれてありがとう。
愛すことを教えてくれてありがとう。
俺は、幸せでした。
レプリカたちと心中するのは凄く嫌だったけど…
まだ生きていたかったけど…
世界を救うってことは    を守れるってことだから…だから、後悔はない。

ありがとう…さよなら。
幸せになって…どうか、どうか、幸せに……



好きだと言って
好きだと言われて

何でハッピーエンドにならないんだろう?



彼がレプリカだったから?
彼が超振動を使えたから?
私に彼を助けられるだけの地位も権力もないから?

私はどうすればよかったんだろう…
彼を連れて逃げ出せば良かったんだろうか?
わからない…私には、わからない……


好きだと言って
好きだと言われて

何でハッピーエンドにならないんだろう?







恋人は私的には実は生きていたアスランをプッシュ!
そう思ってくれないかなぁ、と思ってわざとレプリカアスランは出しませんでした。
でも、ノエルでもいいなぁっと思ったので、わざと「恋人」って記述にして性別を曖昧にしてみました。

まぁ、お好きな相手で読んでみてください。

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