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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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「アスランさん!"Trick or treat!"」
扉を開けたアスランは入るなり言われた言葉に目をぱちぱちと瞬かせたが、意味を理解するとくすりと笑った。
「はい、どうぞ」
そう言ってアスランはポケットから飴を取り出すと、ルークの掌に乗せた。
持ってると思っていなかったルークはアスランと自分の掌にある飴を見比べ、ちぇっと舌打ちした。
「持ってないと思ったのに…」
「駅で配ってたんです」
何だろうと思ったら今日はハロウィンだったんですね、とアスランは微笑む。
「イタズラできると思ったのになぁ…」
「どのような悪戯をするつもりだったんですか?」
「内緒です!」
そう言うとルークはアスランに貰った飴の口に入れた。
味はハロウィンらしくパンプキンだ…
結構イケるかもと思っていると、そんなルークをじっと見ていたアスランが何か思いついたように目を細めた。
「ルーク」
「ん?」
「"Trick or treat!"」
「ふぇ?!」
まさか、真面目なアスランが言ってくるとは思っていなかったルークは目を見開き、アスランを凝視する。
「お菓子、持ってないんですか?」
笑顔のままそう尋ねられたルークははっと我に返るとポケットや自分の机の中を漁った。
しかし、目当ての物は出てこない。
「持ってないみたいですね。では…」
「ちょっ、ちょっと待って…」
「ないんでしょう?」
「うっ…」
アスランの言う通りルークはお菓子を持っていない。
ということは…
「悪戯です」
アスランはそう言うとルークの唇に己の唇を重ねた。
突然のことにルークは目を見開くが、アスランは気にせず、歯を割って舌を差し込んだ。
「んっ」
アスランが舌を動かすたびにコロコロと飴が転がる。
その飴が溶けてなくなるまでアスランはキスを続けた。

「ごちそうさまです」

口を離し、ぺろりと唾液と飴で濡れた己の唇を舐める。
ルークは顔を赤く染めて荒い息を吐いていたが、落ち着くと、キッとアスランを睨みつけた。
「な、何するんですかっ」
「何って悪戯<キス>ですけど?」
さらりと言うアスランにルークはむっと顔をしかめた。
そんなルークにアスランは微笑む。
「お嫌でしたか?」
「べ、別にそういうわけじゃ…」
「それは良かった。ルークに嫌われてしまっては生きていけませんからね」
「大袈裟な…」
「大袈裟ではありません。ルークは私の全てですから」
アスランがそう言うとルークの顔が更に赤くなる。
可愛い人だ…と思いながら、アスランはそっとルークの頬に触れた。
「もう一度、してもよろしいですか?」
「なっ…」
「駄目ですか?」
「そ、そんなこと聞かないで下さいっ」
そう叫ぶルークにアスランは「では、お言葉に甘えて」と再び唇を重ねたのだった。


――お菓子<飴>より甘い悪戯<キス>を貴方に

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無題
お久ぶりです!やっぱアスルクですよねVv
甘いですね!!アスランさんには是非ルークを
幸せにしてほしいですよねVv
意味不明な文ですみません。
これからも応援してます!頑張ってください!
2009/11/01(Sun)01:16: 編集
Re:無題
お久しぶりです、蒼さま。
ご感想ありがとうございますww
フリルクいいですよね、フリルク!
甘くしても違和感がないところがアスランクオリティだと思います(ぇ
今回は初現代パラレル挑戦(というほどでもないけど)だったので、アスランにルークを呼び捨てにさせてみました。
すっごい違和感です(ぉい

これからもがんばりたいと思います。
目指せ、企画終了!(目標低っ
【2009/11/03 16:28】
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