本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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※未来設定
ホムンクルス無視
大総統は良い人
「兄さんっ!!」
「アル?アルフォンス!!!」
「僕たち元に戻れたんだっ!」
「あぁ…」
空はその事を祝うように澄み切っていた。
「アル、本当に大丈夫か?」
身体は取り戻したが、長い間、真理の扉の向こうにあったアルフォンスの身体はガリガリに痩せていた。
せっかく取り戻したのに死なせるわけにはいかないっ、とずっとアルフォンスに付き添っていて、元に戻れた事をロイたちに連絡するのを忘れるくらい必死に。
定期連絡を怠っていたから心配しているかもしれない。
そして、漸くその事に気付くくらいの余裕ができたところだ。
「兄さんってば心配しすぎだよ。もう殆ど支障はないし、ここにはウィンリィたちもいるんだよ?兄さんこそ電話しなくて良いの?半年もご無沙汰してるのに…」
「良いだ。こーゆーのは突然の方が楽しいだろ、俺が。」
いつになっても悪戯好きが直らない兄にアルフォンスは溜め息をつく。
どうせこれ以上言っても無駄な事はわかりきっているし、一般人のアルフォンスが電話したところで司令部に繋いでもらえない。
それに、アルフォンスにしてもどうせなら驚いて欲しいのだ。
自分がその驚いた顔を見れなくても。
「はいはい。じゃあ、会ったらよろしく伝えておいてね。絶対だよ?」
「当たり前だろ。」
エドワードはいつもの赤いコートを羽織ると駅へと歩いて行った。
ホムンクルス無視
大総統は良い人
「兄さんっ!!」
「アル?アルフォンス!!!」
「僕たち元に戻れたんだっ!」
「あぁ…」
空はその事を祝うように澄み切っていた。
「アル、本当に大丈夫か?」
身体は取り戻したが、長い間、真理の扉の向こうにあったアルフォンスの身体はガリガリに痩せていた。
せっかく取り戻したのに死なせるわけにはいかないっ、とずっとアルフォンスに付き添っていて、元に戻れた事をロイたちに連絡するのを忘れるくらい必死に。
定期連絡を怠っていたから心配しているかもしれない。
そして、漸くその事に気付くくらいの余裕ができたところだ。
「兄さんってば心配しすぎだよ。もう殆ど支障はないし、ここにはウィンリィたちもいるんだよ?兄さんこそ電話しなくて良いの?半年もご無沙汰してるのに…」
「良いだ。こーゆーのは突然の方が楽しいだろ、俺が。」
いつになっても悪戯好きが直らない兄にアルフォンスは溜め息をつく。
どうせこれ以上言っても無駄な事はわかりきっているし、一般人のアルフォンスが電話したところで司令部に繋いでもらえない。
それに、アルフォンスにしてもどうせなら驚いて欲しいのだ。
自分がその驚いた顔を見れなくても。
「はいはい。じゃあ、会ったらよろしく伝えておいてね。絶対だよ?」
「当たり前だろ。」
エドワードはいつもの赤いコートを羽織ると駅へと歩いて行った。
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