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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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コンコン
「准将、只今戻りました。」
「あぁ、入りなさい。」
入室許可を得たホークアイはハボックと共にエドワードを隠す形で部屋に入る。
「ご苦労。早かったな。テロリストを捕まるのはそんなに簡単なものなのか?」
以前の彼なら本当に早いから何かあったのだとわかるはずなのだが今の彼では基準がわからないらしい。
嘘だと思いたかったがホークアイたちが言った言葉は事実だったのだとエドワードは悟った。


「記憶喪失~!?」
「えぇ。一般常識は残っていたのだけど、自分の事や人との関係を忘れちゃってるみたいなの。」
ホークアイの言葉にエドワードは目を白黒させる。
そしてふと思った。
「って事は、自分が焔の銘を持つ国家錬金術師だって事も?」
「そうなんだよ。唯さえ仕事覚えてもらわなきゃいけないってのに錬金術使えないとなると対錬金術師の時に困るだよなぁ。お偉いさん方は錬金術関係はこっちに押しつけりゃ良いって考えてるしよ。まぁ、今んとこ錬金術師が関係するテロは起こってないけど時間の問題だな。」
確かに外に漏らすわけにはいかない話だ。
あの若さで将軍職に着いた彼は敵が多い。
この情報が漏れたら、ここぞとばかりテロや古狸どもからの嫌がらせが起こるだろう。
そんな事は見なくともわかる事だ。
「この間のテロで現場に出るだけじゃなく、部下を庇って怪我までして、その上、記憶を失くすなんて本当に無能よね。」
将軍とは普通、指示を出すだけで現場には行かない。
将軍ともなるとかかっている命が多くなる分容易に命を晒すわけにはいかないのだ。
それを理解していて、それでも尚、現場に出てくる彼は、だからこそ部下に慕われているのだ。
「それでも、仕事は忘れてるくせにサボり癖は忘れてないんスからやっぱ准将ッスよね~。」
「そここそ忘れて欲しかったわ。」
二人の言葉にエドワードは苦笑する。
サボってはホークアイに銃を突き付けられているロイを思い出したからだ。
「いつ頃だったの?そのテロ。」
「ほんの5日くらい前ッスよ。で、3日前に目ぇ覚まして、昨日から仕事に来て、仕事の内容とか教えてるトコ。まぁ、記憶がないって言ってもあの人、頭良いから結構すぐ覚えちゃったけどな。」
まぁ、そこは流石あの歳で…だろう。
「…問題は錬金術か?」
「えぇ、その事なんだけど…エドワード君、本当に悪いと思うけどお願いできないかしら?貴方なら准将の側にいてもおかしくないし…」


「いえ、ジャックされた列車の中に協力者がいたので。」
「そうか。で、その者は?」
その言葉にハボックが身体をずらしてエドワードを前に出す。
その金と赤と黒の強烈な色にロイは目を見開いた。
「彼が協力者の鋼の錬金術師、エドワード・エルリックです。」
「…私が、後見人を、してると言う…?」
「そうです。…エドワード君。」
ホークアイに呼ばれ、エドワードは敬礼しながら名乗った。
「鋼の錬金術師、エドワード・エルリックです。」

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