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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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「大変ですぅ~!イオン様が攫われてっ」
「「「………」」」
「何だって?!大変じゃないか!」
「一大事じゃない!」
ヴァンと昨日決めた進路を話し別れた後、さぁ行くかと思った時、バタバタと騒がしい足音と声が飛び込んできた。
その言葉に反応したのはガイとティアだけで、ルークやカイル、ジェイドを含むマルクト兵は呆れたようにアニスやガイたちを見た。
「…アニース。何故、イオン様が攫われたと断言できるのです?」
「寝てる間にいなくなってて、聞き込みしたらサーカス団っぽい人たちと一緒にいたって…」
きっと、六神将の仕業ですよ~!と騒ぐアニスに、ガイやティアは捜し出して助けなきゃと勝手に決意する。
それを見たカイルはルークに断りを入れると、アニスに剣を突き付けた。
「黙れ、エセ導師守護役」
「なっ…エセって何よ!私はちゃんとした…」
「私は黙れと言ったんだ。『ちゃんとした』?職務怠慢をしている者を『ちゃんとした』などとは言わない。本来なら30人いなければならない導師守護役は今は貴様一人しかいないのだぞ、交代する者がいないからと言って不寝番をしなくていい理由にはならん」
「不寝番?」
不思議そうなアニスの様子にカイルを始め、ジェイドやマルクト兵たちは絶句する。
「今までも、していなかったのか…?」
「え?だって…」
言い訳をしようとするアニスに「黙れ」と低く言う。
「だいたい、何故それをわざわざ我らに言うのだ。貴様の上司は城にいるだろう、何故そちらに報告しない?それとも、その上司の命令でここにいるのか?」
だいたい、六神将は大詠師派で有名だ。
モースの命令でイオンを攫ったのではないとは言い切れない。
その事も尋ねると「違いますよ~」と軍人が使うような口調とは信じられない口調で否定した。
「モース様は六神将の勝手な行動に怒ってましたから違いますって。それで、私がここにいるのはできたら一行に加えてほしいなぁーと思ったんですぅ。陸路で行くんですよね?私も連れてって下さい!」
そんな事を言うアニスを奇妙な物体を見るような目で見る一同。
しかし、空気の読めない者が勝手に口を開いた。
「そうね…イオン様が攫われたとなると和平に支障をきたすわ。すぐに追いましょう」
「そうだな。俺もそう思うよ」
「はぅあ!ありがとう~!」
「当然の事よ」
「あぁ」
勝手に話を進める者たちに他の者たちは頭痛がするとばかり顔をしかめる。
ルークはうちの者がすまないとマルクト側に謝り、マルクト側はルークのせいではないと言って慌て、その様子を見たカイルはキッとガイを睨み付けた。
「ガイ・セシル…貴様、たかが使用人の分際でルーク様のお顔に泥を塗るとは…恥を知れ!」
「は?カイル、何言ってんだよ」
「わからないなら黙っていろ。旦那様から貴様の解雇許可は頂いている。次に不適切な言動、行動があった場合、容赦なく首を切る。覚悟していろ」
「ちょっと!ガイは別に悪い事なんて言ってないじゃない!」
「ティア・グランツ。いつ発言を許した?罪人風情が口だしをするな」
そう言ってギロッと睨むと、ピシリと固まるティアに、これで軍人だったなど嘆かわしいと溜息をつく。
別にダアトの軍人がどうであろうと知った事ではないが、それがルークに害を与えるというなら話は別だ。
この派遣の責任者はルークであり、彼らが起こした事は全てルークに責任としてのしかかってくる。
つまり、ティアやガイたちの馬鹿馬鹿しい発言の責任はルークに降り懸かってくるのだ。
「そして、アニス・タトリン。貴様は城に戻れ」
「ちょっと待って下さいよぉー!イオン様の身が危ないんですよ~?戻ってる場合じゃありませんって!」
「我らに助けを請う事が間違いだと言っているんだ。城に戻ってダアトに要請すればいいだけの話だろう。貴様の他にあと29人もの導師守護役がいるのだ、それだけいれば六神将に太刀打ちできるだろう」
「そ、れは…」
「それに、これはダアト内部の問題。我らが手を貸したとなれば、キムラスカとマルクトからの内政干渉を許すきっかけになるが、それでも良いのか?」
その言葉にアニスは漸く理解できたのか真っ青になる。
そして、礼も取らずに慌てて城へと走り去ったた。
「無礼な……ルーク様、御前をお騒がせしました」
「いや、大丈夫だよ」
「マルクトの方々も申し訳ない」
「いえ、当然の対応ですよ。ところで、お聞きしたい事があるのですがよろしいですか?」
ジェイドの言葉にカイルはルークを見、ルークが頷いたのを確認すると、「何でしょう?」と尋ねた。
「他の騎士はどちらに?」
「それならば、隠密行動を取っている。そうだな…あそこの一見商人に見える者やそこにいる旅人に紛した者はそうだ。あと、一人先鋭隊に紛れ込ませているし、他はルートの確認や妨害の排除に行っている。あとは、陸路だと砂漠越えだからな、バチカルの外でキャラバンに紛して待っているはずだ。砂漠を越えるのにキャラバンを雇わないのは逆に不自然だからな」
「成る程…」
的確な手配にありがとうございますと言うジェイド。
このジェイド、素直すぎて気持ち悪いと思いながら、ルークは苦笑するのであった。


―――――
久しぶりすぎてカイルの口調はようわからん…〓
でもって、他の騎士団員の名前を出すのが面倒くらいってのがまるわかりな文章ですね……

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