[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「―――最上さん」
その声にキョーコはびくっと身体を揺らした。
恐る恐る振り返ると、昨日の今日で出てこれるはずがないと思っていた人物――敦賀蓮の姿。
キョーコは目を見開いた後、サーッと顔を青くした。
「(どうしよう!私、まだ全然心の準備がぁぁぁあああっっ)」
そう心の中で泣き喚く。
まだ、死刑宣告まで猶予があると思っていたキョーコにとって、蓮との邂逅は不幸そのものだった。
「あ、あの…っ」
「昨日はいろいろとありがとう」
「(これは怒ってる~~~~…の?似非紳士スマイルじゃないし、怒りの波動も感じないんだけど…)」
あんなことやこんなことを全国放送で暴露したから、次あった時は絶対大魔王だと思ってたのに…
キョーコは怒っていない蓮を不思議そうに見る。
すると、蓮はそんなキョーコの心境に気付いたのか、くすりと苦笑した。
「怒ってないよ。軽蔑もしてない」
「…え?」
「君があの鶏だったのは驚いたし、あんなことをテレビの前で暴露されて恥ずかしかったけど、俺のためだってわかってるからね」
「で、でも、私、すっごく失礼な態度を……」
おずおずとそう言うと、蓮は困ったように微笑む。
「一回目は偶然だろうけど、二回目以降は俺のためなんだろう?俺がスランプに陥ったのを知ってたから、俺の恥を知っている鶏の前なら隠さず理由を話すんじゃないかって…そう思ったんだろ?」
「……はい。そ、そのっ!好奇心とかじゃなくてですね…っ!!」
「わかってるよ。心配してくれたんだって…ラブミー部の君に恋の指導をされていたなんて、って自分の恋愛レベルの低さに少しショックだったけど」
「う……」
「ふふっ、冗談だよ」
蓮はくすくすと笑う。
その姿はキョーコが想像していたものと全く違っていた。
次会った時はきっと「君があの鶏だったんだ…俺を騙していたんでね?最低だよ」とか、「随分勝手なことを言ってくれたじゃないか。君はいつからそんなに偉くなったんだい?」とか、「人のプライベートなことを暴露するなんて…軽蔑するよ、二度と俺の前に現れないでくれ」とか言われると思っていたからだ。
蓮がそんなキョーコの想像を知ったら、落ち込むこと間違いなしだろうが、キョーコはもちろん知らない。
しかし、想像と違って、蓮は怒りを見せることもなく、冷たい目でキョーコを見ることもなく、普段通り…否、普段以上に柔らかい雰囲気を纏ってキョーコを見ていた。
「え、えっと…あ!敦賀さん、大丈夫だったんですか?!」
「ん?何が?」
「だって、マスコミがまだ家に張り付いてますよね?なのに、どうやってここに…」
「堂々と、だよ」
「は?」
「マスコミからずっと隠れてるなんて不可能だし、俺が悪いわけじゃないのに隠れなきゃいけないなんて理不尽だろ?だから、普通に出てきたよ」
にこにこと当たり前のことのように言う蓮にキョーコは絶句する。
普通に、と蓮は言うが、蓮のマンションの前に詰め掛けていた報道陣の数は半端ではない。
芸能人の秘密を追うよりも、政治や事件の方に目を向けろと言いたいほどTV欄は「敦賀蓮」の文字で埋め尽くされているのだ、それは当たり前だろう。
そんな報道陣からどうやって逃れてここにいるのか…キョーコはそれがとても気になった。
「本当に普通に出てきたんだよ?だから、マスコミの方々はすごく驚いて固まってたなぁ…」
「そりゃそうですよ…昨日の今日で出てくるなんて誰も思いませんって!」
「うん、そうだね。少なくとも、ばれたと知った時は1ヶ月くらい出れないんじゃないかって思ってたよ。それと、俺の芸能生活は終わりかな、って」
「っ……」
諦めてた、という蓮にキョーコは泣きそうになる。
キョーコは知っている…不破尚への復讐のために芸能界に入ろうとしたキョーコに本気で怒るほど、俳優であることにプライドを持っていることを。
熱を出して倒れたのに、再び現場に戻って誰にも悟らせることなく演技しきった蓮を。
恋がわからなくて挫折した時、気になる相手はいるのに「大切な人は作れない」と悲しい顔をしていたこと…けれど、それを乗り切って“嘉月”の演技をしたこと。
知っているから、諦めるなんて哀しいことを選択させようとした世界が許せない。
涙目になったキョーコの頭に、蓮は優しく手を乗せた。
「敦賀、さん…?」
「諦めてた…けど、諦めきれなくなった。いや、違うな…諦める必要なんてないんだと知ったんだ」
「へ?」
「君が教えてくれたんだよ。クー・ヒズリの…父親の存在に押し潰されそうになっていた俺を君が救ってくれたんだ。俺が作り上げてきた“敦賀蓮”を肯定してくれた」
「それはっ…」
「他の誰でもない君に肯定されたから俺は浮上できたんだ。誰になんて言われても俺の演技を見てくれる人がいるって、君が見ていてくれるって知って、それでいいって思えたんだ。それにね、演技を続けていれば、きっと“俺”を見てくれる人が出てくる。そして、いつかは“クー・ヒズリの息子”じゃなくて“敦賀蓮の父親”って言わせてみせると、そう決めたんだ」
優しく笑う蓮にキョーコは固まった。
「(こ、ここで神々スマイルぅぅぅぅううう??!!)」
キョーコのプロテクターである怨キョが浄化され、次々に消滅してゆく。
それを感じながらもキョーコは動くことはもちろん、顔を背けることすらできなかった。
「最上さん?」
「は、はぃぃぃぃぃいいいいいい!!」
「どうしたの?」
「い、いえ、何でもありません~~~!敦賀様がお気になさることは何一つございません!!」
「……そう」
怪訝そうにキョーコを見る蓮。
しかし、キョーコは説明なんてできなかった――見惚れた、なんて言えるわけなかった。
“きまぐれロック”の生番で、キョーコは蓮を神(と勝手に定めた位置)から同じヒトへと引きずり落とした。
自分の中で何かが変わってしまうとわかっていても、そうすることでしか蓮を“クー・ヒズリの息子”ではない一個人として見せる方法を思いつかなかったからだ。
そして、予想通り、蓮の笑顔を見た時、自分の中で何かが動いたことをキョーコは気付いていた。
“神々スマイル”を見て、今までなら眩しいと目を眩ませていたのに、その笑顔を見て嬉しいと…嫌われてないとわかって、とかではなく純粋に、その笑顔を自分に見せてくれることを喜んだのだ。
「……それでね、最上さん」
「はい?」
「今日、ここに来たのはね、君に会うためなんだ」
「………………はい?」
きょとん、と首を傾げるキョーコ。
そんなキョーコの前に蓮は片膝をついて、まるで姫に忠誠を誓う騎士のようにキョーコを見上げた。
「つ、敦賀さぁん?!ちょ、やめてください、そんな格好っっ」
「君のお願いなら何でも聞いてあげたいけど、今回は聞けないな。今から俺は、君に許しを請うんだから」
「許し…?」
「君が勇気を出してあの鶏だって教えてくれたから、俺も君に秘密にしていたことを明かすよ」
怒っていいから、泣かないでね…?
そう言う蓮にキョーコは「泣くような秘密って…?」と眉を寄せた。
「――妖精じゃなくてごめんね、“キョーコちゃん”」
ずっと黙っていて、ごめん。
蓮はそう言って、右目のコンタクトを外す…そして現れた、碧。
「……………こー、ん…?」
「うん。会ったのは、君が6歳の時だったね…京都にある森で、君は泣く場所を求めて、そして俺と出会った」
一緒に“ハンバーグ王国”を作ったりしたね。
俺が熱射病で倒れた時は、君がハンカチを濡らしてきて俺の額に乗せてくれた。
母親のことで泣いて、“王子様のショーちゃん”のことで笑顔になっていたね。
そう優しく語る蓮を呆然と見るキョーコ。
「コーン、なの?」
「そうだよ、キョーコちゃん」
「だって、髪…」
「染めてるんだ。日本人の“敦賀蓮”になるために」
そう言われて、考えてみれば簡単なことじゃない!とキョーコは思う。
父親であるクーはハーフで金茶、母親であるジュリエナはアメリカ人で金の髪だ。
その二人の息子である蓮の髪色だって、二人の色を継いでるに決まっている。
「騙そうと思って黙っていたんじゃないんだ。俺は過去を捨てて“敦賀蓮”になったから、“クオン”の思い出である“キョーコちゃん”との記憶に絆されちゃいけないって、話すわけにはいかないって…」
「…わかってます。意地悪で教えてくれなかったんじゃないって……」
「うん……でもね、“キョーコちゃん”との思い出は俺にとって宝物だったから、捨てることなんてできなかった。そして、“最上さん”も俺にとって大事で、今の“俺”を見てほしかったから、重ねられたくなくて尚更言えなかったんだ」
それが黙っていた免罪符になるとは思っていないけど…
蓮はそう言ってキョーコがぽろりと零した涙を指で拭う。
「泣かないで、キョーコちゃん。君に泣かれると弱いんだ」
「ごめ、なさ……止まら、ない……」
「…そんなに俺が“コーン”だったのがショックだった?それとも、信じられない?」
「ちが…そうじゃ、ないんです…。敦賀さんが、私の出身地を知ってたことに、疑問に思ったり…軽井沢で朝日の悪戯で、敦賀さんがコーンに見えたり…先生が『クオン』って呼んだのを、コーンって聞き間違えたり…した、から…敦賀さんが、コーンでも、不思議じゃなくて……ただ、」
「ただ?」
「ただ、コーンが…コーンが生きててよかったよぉ…。コーンが、コーンが貴方でよかった…っ」
「っ……」
――どうしてくれようか、この娘は――
蓮は思わず無表情になり、キョーコを抱きしめたい衝動を堪える。
…が、ボロボロと自分のために涙を零すキョーコに耐えきれず、蓮は立ち上がると、腕の中にキョーコを閉じ込めた。
「つ、つるが、さん……?」
「――ねぇ、キョーコちゃん」
「?」
「もう一つ、俺の秘密を聞いてくれる?」
「は、はい…」
抱きしめたまま蓮はそう言うと、キョーコは戸惑いながらも頷いた。
そのことに安心して蓮は話し出す。
「実はね。俺ってまぬけなんだ」
「はぁ?」
「好きな子のことを、本人に相談してたんだよ。すっごいまぬけだと思わない?」
「ふへ?」
「だから、君が好きだってこと!君に相談した、4つ年下の高校生は君のことなんだよ」
「………」
はぁぁぁぁぁああああああああああああ??!!
キョーコの絶叫が建物中に響き渡る。
予想していた蓮はしっかり耳を塞いでいた手をのけると、再びキョーコを抱きしめた。
「最上キョーコさん。俺の羽は、また父親の手に引っ掛かってボロボロになってしまったけど、今度はもっとしっかりした大きい羽を作ってみせるから、俺の隣でその手伝いをしてくれませんか?」
「…」
「君が傍にいてくれるだけで、俺は幸せになれるんだ。ずっと、俺には幸せになる資格なんてない…大事な人は作れないって思っていた。でも、そんな誓いなんて破って幸せになりたいって、君に俺を好きになってほしいって、思ってしまうんだ。そして、俺はもう君がいなければ生きていけないってわかってしまったから」
――だから、俺の傍にいて?俺を好きになって?
「俺の、恋人になって下さい」
蓮はそう言うと、腕の力を緩めてキョーコの顔を覗き込んだ。
真っ赤になり、瞳を潤ませて、力なく蓮を見上げるキョーコ。
意図せず上目づかいになるキョーコに蓮は「うっ…」と胸を抑えた。
破壊力抜群である。
「あ、あの…えっと…そのぅ……」
「Yesって言ってくれれば、絶対に幸せにしてみせるよ。正直に言うと、その返事しか欲しくない」
「あああああああのっっ」
「愛してる。お願いだから、俺の…俺だけのお姫様になって?」
あわあわと慌てるキョーコの前に再び膝をついた蓮は、その細い手を取り、口付ける。
その途端、ボッと赤かった顔が更に赤くなり、一気に体温が上昇した。
「つつつつ、敦賀さん!待って下さい!!」
「嫌?俺とはそういう関係になるの、考えられない?」
「そ、そういう問題ではなく、混乱してるので返事は待ってもらえませんか?」
「…それって考えてくれるってこと?」
恋愛を拒否していたキョーコが見せた譲歩に蓮の瞳が輝く。
多少罪悪感を見せながらもばっさりこの場で断られるのを想定していた蓮にとって、その譲歩はかなり嬉しいものだった。
こくりと頷いたキョーコに蓮は破顔した。
「待つよ。可能性がゼロじゃないってわかったから、待てるよ。だから、ゆっくり考えて?答えが出たら、君の気持ちを教えて?」
「…すっごく時間がかかるかもしれませんよ?」
「それでも、君が俺を愛してくれる可能性があるなら俺は待つよ。それに…ただ待つなんてしないからね」
「は?」
「君がその気になってくれるように精一杯口説かせてもらうよ。大丈夫。TPOはわきまえるから」
にこにこと笑う蓮を前に、キョーコはたらりと冷や汗を流した。
「(…もしかして、選択肢を間違った……?)」
「あ、今更『さっきのなし!』なんて受け付けないから。そんなこと言ったら俺……どうなっちゃうかわからないよ?」
ぬか喜び、なんてことになったら理性がプッツンって切れちゃうかも。
と、笑顔(しかし目は笑っていない)でのたまう蓮にキョーコは思わず下がろうとしたが、しっかり手を握られているため逃げられない。
それどころか、その体勢のままキョーコを引き寄せた蓮は、キョーコの腰に腕を回し、顔を胸に埋めた。
「つつつつ敦賀さぁぁぁあああんっ!セクハラっ、それセクハラですから!!ってか、ない胸に顔を埋めても楽しくもなんともないですよね?!」
「そんなことないよ。とても幸せな気分になれる」
「そ、そんなこと言ったって…そ、その、恋人でもないのにこの体勢は…」
「なら、今すぐ恋人になろ?」
「ちょっ、さっき待つって…」
「待つつもりもあるけど、やっぱり早く恋人になりたいしね。全力でアプローチしようと思って…。これくらいしないと、君は俺を意識してくれないだろう?」
「そ、そんなこと…」
「ん?」
「そんなことありません!敦賀さんの笑顔を見るだけで心臓がばくばくいいますもん!!」
「え…それって…?」
都合の良い言葉が聞こえてきて、蓮は目を見開く。
てっきり「そんなこと………あります、ごめんなさぁぁぁああいいいいい!!!」と泣かれると思っていたのに、これではまるで、告白する前からキョーコが既に蓮を意識していたみたいな言い方だ。
「最上さん…」
「?」
「やっぱり今すぐ恋人になろう?ってか、結婚しよう?」
「えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ???!!!」
話がいきなり飛躍し、混乱するキョーコ。
そんなキョーコを抱きしめながら、「日本だと指輪は給料3ヶ月分だったよな、確か…」とか「式は白無垢よりドレスがいいなぁ…いや、白無垢も捨てがたいかも」とか「子供はまだいらないけど、作るなら最上さん似の女の子がいいなぁ」とか、勝手に未来設計をする蓮。
そんな二人を遠くからLMEの社員たちは見ていた。
そう、ここはLME事務所のロビー。
この事務所で一番人が集まる場所…つまり、全くといって蓮はTPOをわきまえていないのである。
そんなところで始められたやり取りを見守っていた野次馬…もとい社員たちは、蓮のプロポーズももちろん見ていた。
蓮のセクハラ的行動も見ていた。
が、美形は得である。
「どんな行動でも様になるなぁ」の一言で済んでしまうのだから。
無論、その野次馬の中には蓮のマネージャーである社もいた。
昨日から蓮と共に行動しているのだから当たり前である。
「(るぇぇぇぇええええんん!!!お前、暴走しすぎ!!!!!ってか、コーンって何?!二人は知り合いだったわけ??)」
そして、昨日の行動について直接注意しておこうとキョーコに会うために訪れていた琴南の姿もその野次馬の中にあった。
「(ちょっとぉぉぉおおお!!!何、公開プロポーズやってんのよ、あの男っ!!キョーコも流されちゃダメーーーーーーっっ!!!!)」
拳を握りしめ、女優として以前に女性としてあるまじき顔で歯ぎしりする琴南。
同じく、昨日の騒動の後始末に追われた椹も、「昨日は大変だったなぁ」と(比喩ではなく)走りまわったキョーコを労わるためにその場にいた。
「(ななななっ…ちょっと待ってくれ!蓮は最上くんのこと嫌ってなかったか?あ、それは最初だけだったか…?いや、しかしな……)」
思わず悩みこんでしまう。
椹にとって印象が強いのはキョーコに対して冷たく当たる蓮の姿だ。
“Dark Moon”で共演していたし、キョーコが出演している不破尚のCDを頼まれたこともあったため、仲が改善しているのは想像できたが、蓮がキョーコに恋心を抱いてるなど全く考えたことがなかったのである。
「(っれれれれれ蓮さまぁぁぁぁああああ??!!お、お姉さまのこと……でも、お姉さまが相手なら許せるわ…他の人なら許せないけど!蓮さま、お姉さまのことを大事になさってくださいねっ!!!)」
蓮が事務所に来ていると聞いて訪れたマリアもその光景をもちろん目撃しており、何故かマリアの中では既に二人の仲が成立しているようである。
二人の邪魔をしたら…と呪いの人形片手に二人を祝福している。
「(きょ、キョーコちゃん……)」
項垂れて泣いているのは“きまぐれロック”でおなじみブリッジロックのリーダー、石橋光。
キョーコに片思い中だった光は蓮の告白を見て、その口説くさまとキョーコの反応に「勝ち目なんて微塵もない…」と悟ったのである。
そんな光の方をぽんっと慰めるように叩く二人。
「今日は奢るよ、リーダー」とやけ酒に付き合うことを告げる。
そんな二人に光は力なくコクンと頷いた。
蓮は告白と同時に馬の骨の排除もおこなったのであった。
「(蓮の奴、やるな…しかも、過去に会ったことがあるなんて運命的じゃないか!素晴らしいぞ!!これは今すぐクーに連絡しなくてはっ)」
…この人が居合わせないわけがない。
ローリィもまた公開プロポーズに立ち会った一人である。
蓮の告白に感動したローリィはルンルンと上機嫌にその場を後にする。
その後の展開を見逃すつもりはもちろんなく、カメラを持たせた執事をスタンバイさせてある。
ぬかりはないローリィであった。
「ね、夫婦になろ?」
「しっ、知りませんっ!!!」
後日、烈火のごとくキレている琴南を必死に社が宥めたとか…
fin
------------------------------------
…微妙な出来、ってかくどくて少し不満(ぉい
ぶっちゃけ、最初の1、2話だけでも十分だと思ったんですけど、
「俺の羽は、また父親の手に引っ掛かってボロボロになってしまったけど、今度はもっとしっかりした大きい羽を作ってみせるから、俺の隣でその手伝いをしてくれませんか?」が言わせたくて長々と無駄に書きました。
なので、終わり方を決めてなくて、綺麗に終わらなかった…(泣
これで完結です。
お付き合い下さりありがとうございました。
蓮が壊れてる。
しかもにナチュラルハイな壊れ方。絶妙でした。
私も……未熟ながらコワ蓮書いてまして……皆さん言いますのは”蓮が黒い”でした。
……でPeach様のご紹介記事によりとんで参りましたら……壊れた白い蓮に遭遇し……理想の蓮だ……と、うかれています。
ラブボケ……こんな幸せな蓮をもっと見ていたいです。
次回作心待ちにしております。
ぽち
コメントありがとうございます!
蓮を暴走させるのって楽しいですよね~。
他のキャラでは言わせられないようなくっさいセリフ言わせ放題なので、ついつい蓮を楽しく壊してしまいます(ぉい
個人的には、黒い蓮の方が好きだったりするのですが、自分では書けないんですよねぇ…
ぽちさんのお話大好きですww(ここで言うな