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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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やったもん勝ちなんだぜ☆(ぉい
ちょっと恥ずかしいので、伏せます。






 

≪セツのことは俺が守るよ≫

≪ホント…?≫

≪うん、ホント。俺はセツのお兄ちゃんだからね≫

≪ずっとよ…?大人になっても、ずっと守ってね?≫

≪うん。ずっとだよ…ずっと、ずっと…セツの傍から離れないよ……≫



”セツ…”

”やっ……やめて、兄さん…っ”

雪花はのしかかるカインの胸を押す。
しかし、所詮は女と男…カインの身体はびくともせず、逆に胸を押す腕を掴まれ、ベットに押し付けられる。

”あっ…”

”…悪い娘だな、セツ……俺に逆らうな、そう教えたはずだが?”

カインはそう言うと、剥き出しの雪花の首筋に唇を押し付ける。
そして、吸い上げて朱い華を咲かせた。
白い肌を彩る朱に、カインは満足げに目を細める。

”セツ…雪花……雪のような肌に朱い花…名前通りになったな”

”兄さん…”

”セツ。お前は俺のモノだ…俺だけを見て俺だけを感じて俺だけを求めて俺だけのために生きろ”

にぃっと狂気に染まった笑みを浮かべる。
その瞳に映る狂喜に雪花はびくりと震えた。

”身も心も俺に差し出せ、セツ”

”…兄さん、私たちは……”

”血の繋がった兄妹、か?…そんなの関係ないさ。世の理など俺にはどうでもいい”

ベットに押し付けた腕を片手でひとまとめにし、空いた片手で雪花の服を脱がす。
元々、布面積の狭い雪花の服はあっさりと脱がされ、下着だけにされてしまった。
雪花は羞恥に頬を紅潮させ、カインを涙で潤んだ瞳で睨み付けた。

”兄さん…こんなの間違ってる!”

”それがどうした?セツ…お前だって、俺のことが好きだろう?誰よりも愛してる…そのはずだ”

”…否定はしないわ。でもっ”

”愛し合う男と女がまぐわうことの何が悪い?お前だって本当は俺が欲しくてたまらないんだろ?”

すすすっとふとももに手を滑らせ、膝裏に手を滑り込ませると、持ち上げて自分の肩に担ぎ上げた。

”ひゃあっ!”

”さぁ、セツ…俺の下で踊り狂え……っ”

”いやっ、いやっ、いやぁぁああ!!!”



「はい、カット」

その声に二人ははっとして素早く相手から離れた。
カインこと敦賀蓮は反応している自身をキョーコから隠し、宥めながら、先程までの光景を忘れる努力をする。
が、もちろんうまくいかず、無表情で膝を抱えて収まるのを待った。
一方、雪花こと最上キョーコも降臨していた『夜の帝王』にドキドキしながら、「これはこんなシーンを演じたからよ!そうに決まってるわ!」と自分に言い聞かせた。

「よくできてたぞ、二人とも」

「「……ありがとうございます」」

「何だ、不服そうだな。なら、撮り直すか?」

「「遠慮します!」」

(これ以上、彼女に触れたら自分を抑え切れる自信はないぞ、俺は!!何の拷問だっ…社長と脚本家は俺に恨みでもあるのかっ?!)

(無理よ、無理、絶対無理!あんな妖艶な敦賀さん相手にベットシーンなんて、もう無理!二度とやりたくないわっ…ってか、この話、ベットシーンが多過ぎるわよっ)

互いにそんなことを思いながら、拒否する二人。
そんな二人をにまにましながら見つめるのはもちろんローリィである。


そもそも、二人がこんなことをしなくてはならなくなったのは、ローリィの思い付きから…というのももちろんあったが、これを決行するに到ったのは、世間の反応にあった。
『B・J』を演じ切った蓮は、『B・J』は彼以外にはできないと言われるほど恐ろしく猟奇的な殺人鬼を熱演し、日系英国人『カイン・ヒール』としてたびたび雑誌や芸能ニュースに取り上げられた。
所属事務所も本当の国籍も不明な謎の俳優…彼の素性を知るために沢山の人間が彼の周りに張り付き、彼の動向を調べたが、結果は出なかった。
わかったのは『雪花・ヒール』という見目麗しい妹がいるということだけ…
その妹である雪花の写真が世に出回り、雑誌などでもカインとセットで取り上げられ、芸能人でもないのに雪花への依頼が殺到した。
もちろん、病的ブラコン…という設定の雪花は依頼を全て断った。
「撮影なんかで兄さんと離れるなんて嫌よ!なんのために私が兄さんのマネージャーをやってると思ってるの!一時でも離れなくないからに決まってるじゃない!!」
と…本音はともかく、ブラコンらしい反応をした雪花に「なら、カインと離れなきゃいいんだな?」と言い出したのは、キョーコに『雪花』をやらせることを決めたローリィである。
戸惑う二人をよそに、それならば…とカインが出演した映画のプロデューサのところに交渉に行き、映画の番外編『B・J』の製作をもぎ取ってきたのだ。
カインと雪花が主演だ!と喜々として伝えてきたローリィに二人は声を揃えて「お断りします!」と拒否したが、あのローリィに勝てるはずもなく、口で言いくるめられたのだ。

映画番外編『B・J』をやる上でまず必要となったのは英語である。
「二人はイギリス人だぞ!会話は英語に決まってるじゃないか!」
アメリカに住んでいた蓮は英会話自体に問題はないものの、過去を解放して『B・J』を演じていたため、言語まで英語にするなんて…と暗くなる。
キョーコも「全部英語なんて無理です!」と訴えたものの、「クーから聞いてるぞ?何でも、早口でまくし立てた英語を漏らすことなく聞き取ったんだってな。ヒアリングがそこまで完璧なら、もちろん話せるんだろ?」と言われ、言葉に詰まった。
ローリィの言う通り、キョーコは英語を聞き取れるし、話せる。
それは、学校で習ったからという理由もあるが、京都という観光地にある旅館に勤めていた、というのが大きな要因だ。
外国人が多く訪れる京都の旅館では英語は必須、ましてや、キョーコに自覚はなかったが女将修業をさせられていた身である。
他の仲居よりもワンランクもツーランクも上の能力が求められたキョーコの語学力が高いのも当然である。
次に問題となったのは、『ヒール兄妹』の名前をそのままで演じることである。
『カイン・ヒール』と『雪花・ヒール』は二人を演じる際に普段使っている偽名である。
世間にもその名前で知られている二人は、映画でその名前を使うことに難色を示したが、「素性がわからないという時点で偽名だって知られているようなもんだ。何の問題もないだろ」と却下され、役名もそのままの名前で演じるはめになった。
その次の問題はベットシーンがあることだ。
「最上さんはまだ未成年ですよ」
と蓮が言い、キョーコも蒼白な顔で同意したのだが、やはり却下された。
「何度も言ってるが、お前たちはイギリス人だぞ!洋画にベットシーンは付き物だろう!!」
偏見だ…と蓮とキョーコは思ったが、拒否してもやらされることは目に見えていたので、そんなに濃いベットシーンはやらないという条件で渋々了承したのだった。

そんな難題だらけの番外編のあらすじはこうだ。
【カインと雪花は両親を亡くし、二人で支え合いながら生きてきた兄妹。カインは雪花を、雪花はカインを兄妹として深く愛しており、どこへ行くにも、何をするにも二人は一緒だった。
執着が過ぎるところはあったものの、普通の兄妹として生きてきた二人…しかし、一人の男の出現により、歯車が狂い出す…
一目見て雪花に惚れたその男は、たびたびカインのいない時を見計らって雪花と接触をはかる。最初は迷惑に思っていた雪花だったが、そっけなくされても諦めず、自分の元に通う男の情熱にほだされ始める。
そんな雪花の変化に気付かぬカインではなく、ある日カインは仕事をいつもより早めに終わらせて雪花の職場に向かった。
そこで見たのは、雪花に愛を伝える見知らぬ男と満更でもなさそうな雪花の姿。カインはそれを見た時、自分の中の何かが壊れたのを自覚した。
カインは雪花が帰宅すると、その手を掴んでベットへと引きずり込み、呆然とする雪花の唇を奪った。何が起ころうとしているのか理解した雪花は必死で抵抗するものの、男の…しかも大柄に分類される成人男性の力には敵わない。
無理矢理雪花の純潔を散らしたカインは、雪花を家に閉じ込め、その日から毎日、雪花を凌辱し、自分に逆らわぬよう身体に教え込んだ。
泣いて抵抗していた雪花だったが、次第に抵抗の無意味さを悟ると共に、自分の中に兄に対する恋情と劣情が芽生えていくのを自覚する。こんなの間違ってる…と自分の感情を否定しようとするものの、日に日に大きくなる感情を抑え切れず、ついに自分を犯すカインに応えてしまう。
堕ちた雪花にカインは歓喜し、更に激しく雪花を貪った。雪花の態度とその瞳に宿る甘く激しい熱情に、自分を裏切らない自信を得たカインは次の日、家から出るのを許可した。許可を得た雪花はカインと少しでも離れたくないとばかりカインについてまわり、更にカインを喜ばせた。
それから月日は流れ、雪花の妊娠が発覚する。相手はもちろん兄であるカイン。自分の子を孕んだ雪花にカインはこれで雪花は自分から離れていかない…と暗い喜びを得、雪花は不安になりながらも、自分と愛する兄の子供の存在を喜ぶ。
そんな狂った幸せを壊したのは、雪花に言い寄っていた男であった。職場から突然前触れもなく姿を消した雪花を捜していた男は、ようやく見つけた雪花が大きく膨らんだ腹を抱えながら、兄であるカインの隣で微笑んでいるのを見て、雪花が自分以外の…しかも、血の繋がった男のモノになったことを悟る。雪花に異常なほど恋情を抱いていた男は、自分のモノにならないのなら…と凶行に走った。携帯していた銃で雪花を撃ち殺したのだ。
カインは目の前で腹にいる子供ごと愛する雪花を失った哀しみと苦しみに我を失い、雪花を撃ち殺した男を殴り殺す。そして、雪花の遺体を抱き上げると集まってくる野次馬を無視してその場から立ち去った。
それ以降、カインはその街から姿を消し、雪花を失って空いた大きな穴を埋めるように、ヒトとして必要な感情がないかのように、夜な夜な何の罪もない人を殺して血を浴び、それが自分の存在意義だとばかり罪を重ねた。
そして、噂が流れる…殺人鬼『B・J』…無慈悲で冷酷で残忍な殺人鬼である。彼の手からは、誰も逃れられない……】
つまり、映画の『B・J』の成り立ちについて、ということだ。
ベットシーンの多い話だが、キョーコが未成年であることを考慮して肌の露出はなるべく少なくしてある。
下着姿が最も高い露出であり、それ以上はシーツに隠れて見えないようにアングルを計算して撮る。
下着でも十分露出が高い!と訴えた二人だったが、「洋画のベットシーンはもっと凄いぞ?なんなら挑戦してみるか?」と言われ、すごすご引き下がった二人であった。


「本当に凄いね、雪花ちゃん!流石、兄妹(を違和感なく演じてる役者)だ。カインくんの演技にこれほど応えられるなんて嬉しい誤算だったよ!!」

「あ、ありがとうございますっ」

誉められて嬉しそうに礼を言う雪花。
その初々しさと普段の雪花ちゃんとのギャップがたまらないんだよなぁ…と漏らしたスタッフがようやく立ち上がれる状態になったカインにギロリと睨まれ、ぶるりと震え上がった。
あいつ、素でカインができるな…
その光景を見ていたローリィはにたぁと笑いながらそう思った。

「もう、兄さんったら!スタッフを威嚇しないでよ!」

「…俺のセツをいやらしい目で見るからだ」

「"俺のセツ"なんて独占欲丸出しのセリフ珍しいわね。私は嬉しいけど!」

安心してね、兄さんしか見えてないから!という雪花にカインは「ふんっ」と鼻を鳴らすと、雪花の頭をぐしゃっと撫でた。

「カインくん、実はシスコンだったんだな…」

「番外編の内容、素でいけそうなラブラブっぷりですね」

二人の正体を知らぬスタッフたちは、二人のやり取りを見ながらそう言い、知っている監督は「二人ってそういう仲なのかなぁ…?」と邪推し、ローリィは「勝手にシスコン設定を付け加えやがって」と悪態をつきつつその顔は楽しそうである。
雪花がキョーコだと知っているLME社員がその場にいれば、「可哀相に、ラブミー部員…すっかり社長の玩具だな…」と同情したことだろう。
だが、ラブミー部員以上に看板俳優が遊ばれていることまでは先入観のせいで気付かないに違いない。
尤も、蓮のキョーコに対する恋情を知っている社や琴南は別だろうが。

「じゃあ、次はカインが寝ている雪花の頬を撫でて自嘲するシーンな」

「「はい」」

二人は役者の顔に戻ると、次のシーンを撮るべく配置についたのであった。



そうして出来上がった『B・J』は映画の番外編ということで、DVD化するにあたり、それの特別特典として付けられることとなった。
元々、スプラッタな流血シーンが入る映画であるため、R指定がされており、その点に関しては問題ない。
だが、おまけとして付けるにはもったいないほどの出来であり、長さも短い映画一本分くらいの長さがある。
そのため、特典付きのDVDは付いていないDVDの倍近くの値段がし、需要があるか心配された。
が、杞憂だったらしい…カインと雪花のおまけDVDが付いた方は飛ぶように売れ、また、評価も高い。
上映(因みにロングランになった)を終えて半年以上経つにも関わらず、今だ話題に上るヒール兄妹が演じたと聞いて、話題作りのために購入するという人も多いらしい。
実の兄妹の禁断の関係…ということで眉を顰める人もいたが、概ね――特に禁断愛に弱い女性の間ではかなり好評で、映画では恐ろしい印象しか与えなかったカインの新たな一面に夢中だとか。
また、役者ではない(と思われている)雪花の演技の評価も高く、付き人でいるのはもったいないと言われ、これを見た男性の間では「こんな妹が欲しい」と人気があるとのことである。

因みに、蓮に見るなと止められていたにも関わらず、好奇心に負けて『B・J』を見た社は思わず、「下手なAVよりエロい」と本人の前で漏らして『闇の国の蓮さん』を召喚し、その日一日『車内私語厳禁』の刑をくらったとか…

更に蛇足だが、番外編『B・J』吹き替え版の吹き替えはもちろん本人たちが行なったのだが、"そういう"フレーズのオンパレードに、キョーコは真っ赤で蓮は怖いほど無表情だったという…




―――――――――――――――――――
…私的には気持ちの上ではR15くらいの気持ちで書いたのですが、ぬるいですよね…
まぁ、仕方ないか…裏書けない人間だし!(ぇ

因みに、何で蓮キョを書こうとしても未満で終わってしまうのかわかりました。
他所で補充してる上、書こうとすると内容が被るからです!
まぁ、一番の要因は私が不憫な蓮が好きなことにありますけどね!!(笑

カイセツが増えるのを楽しみに、また何か思いついたらUPすることにします。

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