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本能の赴くままに日記や小説を書いています。
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ワンピの映画、見てきました!
満席でしたよ…
語りすぎるとネタバレになっちゃうので、これだけ。

ゾロ、人間じゃねぇ!!
でもって、ルフィかわいいww

以上です。



拍手[1回]

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※ルフィが海賊王になった後設定



俺を突き動かす、この感情の名前はわからない。
俺の中で燻り続けるこの感情…
ただ、わかるのは――お前を手に入れたいという欲求……


「あれ?」

聞き覚えのある驚いたような声にスモーカーはそちらを向いた。
予想を違わず、そこには麦わら帽子を被った少年が一人。
否、少年に見える青年が一人、と言った方が正しい。
童顔と落ち着きのない行動のせいで子供に見られがちだが、とっくに成人していることをスモーカーは知っていた。

「麦わら…」

「しししっ!偶然だな、ケムリン!」

にかっと笑う"麦わらのルフィ"…その姿は海賊の頂点である海賊王の名を持つ海賊とは思えなかった。

「ここで何をしている?」

「ん?メシ食いに来たんだ!あ、ケムリン
おごって~!」

「馬鹿か、てめぇは。海賊にメシ奢る海軍がいるかっての」

ってか、腐るほど金は持ってるだろ、とスモーカーは呟く。
海軍が麦わら海賊団を捕まえようとする理由は何も海賊王がいるからとか、懸賞付きの海賊ばかり(例えば、最強と謳われた鷹の目を倒して大剣豪となったロロノア・ゾロとか)だからというわけではない。
確かにその理由も大きいが、資金のやり繰りに苦労している海軍の狙いは麦わら海賊団が所有するお宝にもある。
国家予算にも劣らないと噂の財宝を押収して、自分たちの資金にしようと考えているのだ。

「だってよー、金はナミが管理してて触らせてくれねぇんだもん」

「あぁ、あの女か…」

金にがめついナミを思い出し、スモーカーは少し遠い目をする。
金への執着心は人並み以上だ、確かに自分たちの船長だろうと触らせはしないだろうとスモーカーは思わず納得してしまった。

「な?だから、おごってくれよ」

「お前、俺が敵だと忘れてないか?それとも、お前の身柄をメシの代金にして構わないという意思表示か?」

「俺の懸賞金って今5億くれぇだろ?なら、5億分メシ食わしてくれるのか?」

「勘弁しろ…そんなに食われたらお前を捕まえる前に破産する」

「にししっ!だろーな!」

嫌そうな顔をしたスモーカーにルフィは楽しげに笑う。
スモーカーはそんなルフィの頭をぐしゃぐしゃと乱暴に撫でた。

「ほら、行くぞ」

「え?」

「メシ奢ってやる」

「いーのか?まさか、奢るふりして捕まえるつもりじゃ…」

「ほぉ…多少は頭が回るようになったみたいだな。だが、今回はその気はない。普通に奢ってやる」

「マジで!フトモモだな、ケムリン!」

「それを言うなら太っ腹だ、馬鹿!」

ペシンと叩いてやるが、ルフィは笑顔を崩さない。
この程度の打撃など、ゴムであるルフィにはどうってことないのだろう。
叩き損な気がしてスモーカーはむっと眉を寄せた。

「でも、ホントにいいのか?」

「休暇中まで仕事やるほど真面目じゃねぇんだ、俺は。それに、覇気使える相手に武器無しじゃな…」

そう言われてルフィはスモーカーがいつもは持っている十手を持っていないことに気付いた。
覇気を使えるようになり、実体のない煙相手にでもダメージを与えられるようになったルフィ相手には、海蝋石でできた武器くらいなければ太刀打ちできない。
無論、武器がなくともスモーカーは強いが、素手でルフィに勝てるかといえば否だ。
生憎とスモーカーは自分の力量を計れない馬鹿ではなかった。

「しししっ!武器ねぇなら少しは安心だな!ってか、休暇中だったのか、おめぇ」

「有休取らなすぎて上から苦情が来て仕方なく、な」

「あー、だから、軍服着てねぇのか。どーりで違和感あると思った」

今スモーカーは軍服ではなく、白いワイシャツに黒いズボンを穿いている。
軍部を出る際、たしぎに「軍服じゃない中将って、なんか違和感ありまくりですね」と言われたくらい軍服でない方が圧倒的に少ないスモーカーは、自分でも違和感があったため、ルフィの言葉に「そうだろうな」とあっさり肯定した。

「で、行くのか?行かないのか?」

「行く行く!!肉がうめぇとこが良い!」

「んなこたぁ知るか。たまたま立ち寄った島の店のことなんぞわかるわけねぇだろ」

「ししっ!それもそーか」

俺もわかんねぇ、と笑顔でルフィは言う。
そんなルフィの頭をもう一度くしゃくしゃと乱暴に撫でると、スモーカーは歩き出した。

「行くぞ」

「おぅ!」

歩き出したスモーカーに続き、ルフィも歩き出す。

「けっこー優しいのな、ケムリン」

「…射止めるなら、まずは胃袋からって言うしな」

「は?どーゆー意味だ??」

「気にするな」


俺を突き動かす、この感情の名前はわからない。
俺の中で燻り続けるこの感情…
ただ、わかるのは――お前を手に入れたいという欲求……

(この欲に名前をつける日も遠くねぇんだろうな…)

ただ…今はまだ、この関係で……



―――――――
そして、食べながらワニの話ばっかするルフィにケムリンがヤキモキするわけですね、わかります(ぉい

拍手[11回]


久しぶりにPCに触れました…いえ、学校では授業で触れてるんですけどね!
ではでは、拍手返信です。

11/27(9:33)
>しう さま
拍手ありがとうございますw
フリルク少ないですよね、確かに(くすんっ
4話はフリルクであっま~いのを目指したので、そう言っていただけて嬉しいです!
5話目は仲間厳しめになることだけ決まってて、なかなか進まないのですが、頑張ってフリルク要素を投入したいと思っております!!

11/27(22:36)
>「瞳に映るあなたが真実拝見いたしました~」の方
ありがとうございます~ww
ここまで甘い話を書いたのは初めてな気がします…アスランクオリティでしょうか?(ぇ
ルークが幸せになれるよう頑張ります!!

11/28(0:13)
>月城 さま
お久しぶりです♪
ルークはこのくらい甘やかされてもいいと思うんですよ、うん。
もっとでろでろにルークに甘いアスランが書きたいですww(笑
ワンピ感想ありがとうございます!
ワニルとスモル、すっごく好きなんですよ!!!
今、スモル書いてたり…(ぉい

11/28(20:10)
>「フリルク素敵です・・・!アスランさん~」の方
ありがとうございます!!
頑張って続き書きたいと思います!
まだ、もうちょっとかかりそうですけど、どうにか年内には…(多分/ぉい

12/3(1:53)
>「フリルク続き楽しみにしております~」の方
ありがとうございます!
ラブラブな二人を書くのは楽しかったですww
初心なカップルってどんなのだろうなぁと考えながら書いてました(笑

12/3(3:03)
>「「瞳に映るあなたが真実」読ませて~」の方
ありがとうございます!
続きも頑張ります!!
「預言のない~」も気力があるときに続きを書きたいと思っていますw


フリルク同志が結構いて嬉しかったです!!
フリルクいいですよね、フリルク!!!
と言いつつ、今はまってるのはワンピという…(ぉい
そういえば、ワンピはドフワニ展開でしたね…脳内でドフル、ワニルになってましたが(ぇ

拍手[0回]


HAPPY BIRTHDAY ルル!!
ちゃんと祝えなくてごめんよ~。


一発描きで汚くてすみません!



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※ルフィが海賊王になった後の話です




「ワニ~~!」
「…また来たのか」
手を振りながら走り寄ってくるここ数年で見慣れた姿にクロコダイルは呆れたように溜息を吐いた。
「お前、仲間はどうした?」
「ワニに会いに行こうって言ったらさぁ、一人で行けだってさ」
冷たいよなぁ~と言いながらクロコダイルに抱き着くルフィに、クロコダイルは当たり前だと眉を寄せた。
誰が好んで殺されかけた奴に会いに来るというのだ…ルフィは来ているが。
邪険にされているが、しかし、これでも一応はルフィの仲間たちに信用されていると知っている。
ルフィがクロコダイルに会いに来るようになった当初は、指一つ触らせないとばかり警戒していた船員たちが、ルフィを一人で来させるのがその証拠だ。
まぁ、尤も、昔より丸くなったクロコダイルへの信用というより、クロコダイルに攻撃されてもやられないだろう自分たちの船長への信用が理由だろうが。
「…物好きな奴だ」
「しししっ、そうかぁ?一緒に脱獄した仲だし、おかしくねぇと思うぞ?」
あん時は大変だったよなぁーと他人事のように言うが、史上初のインペルダウン侵入と沢山の囚人を連れた脱獄の先導者は間違いなく目の前にいるモンキー・D・ルフィである。
相変わらずこいつはよくわからん、とクロコダイルはルフィを理解するのをあっさり放棄した。
「…で、今日はどうした?」
「お!聞いてくれよ~!ケムリンが遊んでくんねぇんだ」
「将校相手に遊ぼうとしてんじゃねぇよ、アホが」
「だってさ~」
ぷぅとガキみたいに頬を膨らませる姿は本当に子供にしか見えない。
「あいつくらいしかまともに相手してくんねぇんだもん」
「…だろうな」
海賊王にまでなったこの男を本気で捕まえようとする人間など、確かにあの男しかいないだろう…否、捕まえようすることができるだけの力を持った、と言った方が正しい。
そこらの海軍では退屈凌ぎにすらならないだろう。
「なのにさー、『海賊はお前だけじゃないんだ』ってどっか行っちまうし」
そりゃあ、海賊のくせして民間人の英雄みたいな存在になってるこのアホより、海賊らしい海賊は沢山いる。
こいつが騒ぎを起こす時はたいてい相手方が悪いし、余程のことがない限り、誰かを害したりはしない。
それならば、こいつを放置して他の海賊を狩っていた方が海軍も有意義だろう。
ってか、わざわざこいつに会って、そう告げていく時点で、煙野郎もかなり甘いと思うのは俺だけか?
「…で、俺に暇潰しの相手をしろと?」
「だってワニも暇だろ?」
勝手に決め付けているルフィにクロコダイルは眉を寄せた。
「暇じゃねぇから他を当たれ。どこぞの海賊女帝やてめぇの兄なら喜んで相手をしてくれるだろーが」
「えー?俺はワニと遊びてぇんだよー」
「却下だ」
どこぞの煙野郎の代わりなんざ御免だ。
クロコダイルは舌打ちして、葉巻に火をつける。
ルフィはむぅっと顔をしかめ、クロコダイルに飛び付いた。
「っ…何しやがる、クソガキ!」
飛び付いてきたルフィのせいで深く煙を吸い込んでしまったクロコダイルはケホケホと咳込みながらルフィを睨み付けた。
「遊んでくれねーおめぇがわりぃんだ!」
「ガキの理屈だろ、そりゃあ」
「ワニが悪いんだ!…俺は今から寝るから起こすなよ」
そう言うとルフィはクロコダイルの背中に張り付いたまま目を閉じた。
そしてすぐに寝息をたて始める。
物事が思い通りに進まないことにふて腐れて寝るなんざガキ以外何者でもねぇ…こんなのが海賊王なんて世も末だな。
クロコダイルはそう思いながら、背中の温もりを引きはがすことはせず、葉巻の煙を吸い込んだ。

「…甘ぇ」

いつもは苦く感じる葉巻が何故か甘く感じた。



――――――――――――――
ワニ→ル(←スモ)のつもりw
ルフィは大人になってもお子様だから他意はない!(ぉい
ルフィはワニといたらケムリンの話ばっかして、ケムリンといたらワニの話ばっかしてたらいいなwww←待て

拍手[9回]


「おい、一護!」
「だから、やらねぇっての!」
一護は条件反射で逃げ出した。
でなければいくつ命があっても足りない。
顔を確認してからなんて悠長なことをしていれば、餌食となることは必須だ。

「あーあ、また逃げちゃったね、いっちー」
小さくなっていく背中を剣八の肩の上から見送りながら、やちるが残念そうに呟く。
やちると同様、一護の背中を見送った剣八は「ちっ」と舌打ちした。
追い掛けても無駄なことはこの数日で流石に学んだ剣八である。
「つまんねぇ」と不満げに呟いて道場へと足を向けた。
「ったく、一角たちとはヤるくせによ…」
「ツルリンとの勝負は殺し合いじゃなくて仕合いだからいいんだってー」
「ぁあ?」
「いっちーがこの間言ってたの」
その時お菓子もらったんだー!と笑顔でやちるは言う。
自分のことは避けるくせにと剣八は再び舌打ちした。
「剣ちゃんも素直になればいいのに」
「はぁ?」
「剣ちゃんがいっちーを追い掛ける理由はなぁに?」
「殺り合うために決まってんだろ」
「本当にそれだけ?強いっていうだけなら他の隊長たちもいるし、いっちーにこだわる理由はないよ?」
「そりゃ、めんどーだからに決まってんだろ。始末書だの何だの書かねぇとなんねーしよ」
「他にそれだけ?」
じーっとやちるは剣八を見る。
普段はそんな風に見られても気にしない剣八だが、思い当たる節があるのか少しだけたじろいだ。
「ねぇ、それだけ?」
「……敵わねぇな、お前には」
「えへへ」
降参した剣八が言った言葉に照れるやちる。
「剣ちゃんのことなら、剣ちゃんより知ってるよ!」と胸を張るやちるの頭を剣八は乱暴に撫でた。
「いっちーが好きなんだよね?」
「…わかんねぇ」
やちるの問いに剣八はぼそりと呟く。
「ただ…あいつの傍に他の奴がいるとムカつく。あの目に映るのは俺だけでいい」
「わぁ!剣ちゃん、熱烈~!」
「そうか?」
「うん!だって自分だけを見てほしいんでしょ?それ、独占欲ってやつだよ!」
にこにこと笑顔で言われた言葉に剣八は「独占欲ねぇ…」と眉を寄せた。
剣八が今まで執着したのは強さくらいだからしっくりこないのだろう。
そんな心情を理解しているのかいないのか、やちるは笑顔で剣八を見た。
「気持ちがわかったなら前進あるのみだよ、剣ちゃん!」
「けどよぉ、肝心の一護は俺に気付いた途端逃げ出すんだぜ?」
「あたしがいっちーに伝えとく。剣ちゃんが、殺し合いじゃなくて話し合いがしたいって言ってたって!」
「いや、話より殺り合いてぇ…」
「ダメだよ、剣ちゃん。ガマン!もっといっちーと仲良くなってからでも殺し合いはできるよ。今はいっちーをメロメロにすることだけを考えるの!」
やちるの主張にそういうものか?と首を傾げながらも頷く剣八。
そんな剣八を満足そうに見たやちるは「じゃ、あたしはいっちー捜しにいってくるねー」と剣八の肩の上から飛び降り、たたたっと一護が消えた方向に走り出した。
その途中でくるりと振り返り、大きな声で叫ぶ。
「剣ちゃん!」
「あ?」
「剣ちゃんは気付いてないみたいだけど、いっちーってすごくモテるんだよ!びゃっくんとかレンレンとか、うちの隊だとツルリンとか!」
「…ほぉ」
元々凶悪な面なのに、更に凶悪度が増した剣八にやちるは「これでツルリンは離脱かな」と笑顔で酷いことを考えた。
「じゃ、あたし行くねー!」
今度こそ走り去ったやちるを見送った剣八は凶悪な笑顔を浮かべ、十一隊の道場へと歩き出した。

その日、とある隊の3席が重傷で四番隊に担ぎ込まれたのは余談である。



――――――――――――――――――
やちるが黒い……
剣→一(←やち)って感じかなぁ…
やちるは恋愛感情じゃなくて親愛で、「いっちーが剣ちゃんのお嫁さんになったらずっと一緒だよね!」とか思ってたり。
この剣八、めっちゃやちるの思惑通りに動いてるよ(苦笑

あ、あと好きなカプ付け足し。
阿一も好きです!
鬼畜のくせに一護にだけヘタレだったら萌えますww

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一護がその人物をちゃんと見たのは、織姫に怪我を治して貰い、一日安静と言われてベットに縛り付けられた次の日であった。
藍染たちが離反し、ごたごたしている中、とりあえず顔合わせだけでもと恋次に連れられて歩いていた一護は途中、剣八に見つかり、追い掛けられたため、恋次とはぐれてしまったのだ。
その時に、鉄笠を被った大柄な人物を見つけた一護は、この人どこかで…と眉を顰めて見つめた。
その視線に気付いたその人物は少し驚いたように一護を振り返った。
「…黒崎一護、か?」
「そうだけど、あんたは?」
「あぁ、すまぬ。儂は七番隊隊長狛村左陣と申す」
「七番隊隊長………あ」
藍染たちと相対した時に見かけた人物だと思い出し、納得したようにぽんっと手を叩いた。
しかし次の瞬間、怪訝そうに狛村を見る。
「ぇっと、狛村さんはさ、何でソレ付けてんの?」
「…コレか」
その指摘に狛村は困ったように唸った。
付けている理由なんて簡単だ…"人"ではないから。
それを先日見ているはずの一護に問われ、戸惑う狛村。
しかし、背骨一本で繋がっている状態であった一護にはあの時の記憶は殆どないだろうし、周りを見る余裕もなかったはずだと思い出し、仕方なく外すことにした。
恐れられるのは慣れている。
この子供の目が恐怖に染まるのは何となく悲しいが…と思いながら恐る恐る外すと、一護は狛村をマジマジと見た。
そんな風に見られると思っていなかった狛村は僅かに狼狽する。
「…儂が恐ろしくはないのか?」
「え、何で?」
「む…」
まさかそんな風に聞き返されるとは思わなかった狛村は困惑した。
「その、だな…普通は儂のような異形を恐れるものであろう?」
「カッコイイのに何で恐がる必要があんだよ」
当然のように言い放った一護に狛村は目を見開いた。
「人と違うって言ったって、俺の髪みたいなもんだろ?」
「髪…」
一護の髪は鮮やかなオレンジ色だ。
確かに変わってはいるが、こちらでは赤やピンクがいるため、そこまで変わっているとは思わない。
狛村がそう思ったように、一護もこちらには変わった髪色の人間がいることを思い出したのか、少し眉を寄せた。
「…えっとさ、俺の髪がこの色なように、他人と違うって当たり前なんだからさ、別にそれを隠す必要なんてねぇと思う」
「しかし…」
「狛村さんが嫌って言うなら仕方ねぇけど、恥じることは何もないんだから堂々としてて思うんだ、俺」
それに、せっかくカッコイイんだし…と呟く一護に狛村は低く唸った。
今までの反応と全く違う反応をする一護。
恐がるでもなく、同情するでもなく、自分の髪色が違うのと同じだ、なんてあっさりと言った子供。
その反応がどこか心地よい。
「…お主は平気だと思うか?」
「もちろん!」
「そう、か」
狛村はそう呟いて、ぽふっと一護の頭に手を乗せた。
「…ありがとう」


「あー!黒崎くん、その人!!」
少し話した後、正直に迷ったことを明かした一護は十一番隊にまで狛村に送ってもらった。
そして、たまたま十一番隊にいた織姫がその姿を発見し、大きな声で叫んで一護の隣にいた狛村を指した。
異形だ、化け物だ、と言われるのだろうと目を伏せた狛村は次の言葉に危うくこけそうになった。
「かわい~!その人も隊長さん?」
「か、かわ…?」
「おぅ!七番隊隊長だってさ」
「へぇ~。あ、あの!」
「……何だ?」
「尻尾、触ってもいいですか?」
「あ、俺も触りてぇ!ダメか、狛村さん?」
キラキラと目を輝かせて見つめてくる二人に狛村は戸惑う。
「…別に構わんが……」
「やったー!!」
「ありがと、狛村さん!」
許可すると二人は喜び、狛村の尻尾をもふもふしだす。
その光景を見ていた一角が引き攣った顔で狛村を見た。
「狛村隊長…」
「言うな。儂にもわからん」
こんな反応をされたのは初めてだ。
現世の人間は感じ方が違うのだろうか…と戸惑いながらも、嬉しいと思う自分がいることを自覚していた。

こんな日があってもいい…そう思った狛村であった。




――――――――――――――――
マイナーが何さ!狛村さんが大好きなんだーーーっっ!!
どうも、いきなり脱色ですみません。
最近、再びはまりました…多分、一時的なものですけどね。
最近の一押しカプは狛一と剣一ですv
本編の理不尽な剣八にやられました。
でもってマユリさまにもやられました。何あの萌え…
あと、浮一はもちろん、斬一とか茶一も好きですww

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「アスランさん!"Trick or treat!"」
扉を開けたアスランは入るなり言われた言葉に目をぱちぱちと瞬かせたが、意味を理解するとくすりと笑った。
「はい、どうぞ」
そう言ってアスランはポケットから飴を取り出すと、ルークの掌に乗せた。
持ってると思っていなかったルークはアスランと自分の掌にある飴を見比べ、ちぇっと舌打ちした。
「持ってないと思ったのに…」
「駅で配ってたんです」
何だろうと思ったら今日はハロウィンだったんですね、とアスランは微笑む。
「イタズラできると思ったのになぁ…」
「どのような悪戯をするつもりだったんですか?」
「内緒です!」
そう言うとルークはアスランに貰った飴の口に入れた。
味はハロウィンらしくパンプキンだ…
結構イケるかもと思っていると、そんなルークをじっと見ていたアスランが何か思いついたように目を細めた。
「ルーク」
「ん?」
「"Trick or treat!"」
「ふぇ?!」
まさか、真面目なアスランが言ってくるとは思っていなかったルークは目を見開き、アスランを凝視する。
「お菓子、持ってないんですか?」
笑顔のままそう尋ねられたルークははっと我に返るとポケットや自分の机の中を漁った。
しかし、目当ての物は出てこない。
「持ってないみたいですね。では…」
「ちょっ、ちょっと待って…」
「ないんでしょう?」
「うっ…」
アスランの言う通りルークはお菓子を持っていない。
ということは…
「悪戯です」
アスランはそう言うとルークの唇に己の唇を重ねた。
突然のことにルークは目を見開くが、アスランは気にせず、歯を割って舌を差し込んだ。
「んっ」
アスランが舌を動かすたびにコロコロと飴が転がる。
その飴が溶けてなくなるまでアスランはキスを続けた。

「ごちそうさまです」

口を離し、ぺろりと唾液と飴で濡れた己の唇を舐める。
ルークは顔を赤く染めて荒い息を吐いていたが、落ち着くと、キッとアスランを睨みつけた。
「な、何するんですかっ」
「何って悪戯<キス>ですけど?」
さらりと言うアスランにルークはむっと顔をしかめた。
そんなルークにアスランは微笑む。
「お嫌でしたか?」
「べ、別にそういうわけじゃ…」
「それは良かった。ルークに嫌われてしまっては生きていけませんからね」
「大袈裟な…」
「大袈裟ではありません。ルークは私の全てですから」
アスランがそう言うとルークの顔が更に赤くなる。
可愛い人だ…と思いながら、アスランはそっとルークの頬に触れた。
「もう一度、してもよろしいですか?」
「なっ…」
「駄目ですか?」
「そ、そんなこと聞かないで下さいっ」
そう叫ぶルークにアスランは「では、お言葉に甘えて」と再び唇を重ねたのだった。


――お菓子<飴>より甘い悪戯<キス>を貴方に

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更新さぼっててすみません!
何故か再びギアス熱が…

ルルが愛しすぎるんだーっ!!!



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拍手ありがとうございます~!
9/15(22:58)の方、9/16(13:03)の方、ご指摘ありがとうございました!
リンクの貼り忘れでした…(汗
てっきり、upしたものだと思い込んでいたので助かりました!!

では、拍手返信です。

9/16(21:00)
>「瞳に・・の3拝見しました。ラブラブ~」の方
ありがとうございます!
1,2話はどちらかというと仲間厳しめの方に偏っていたので(たぶん)、3話目は甘いのを目指してみました!
世界は二人のためにある…その通りですね♪
アスランにはこのままルークを幸せにしてやってほしいと思っています!!

9/17(20:53)
>しう 様
拍手ありがとうございますw
ほほえましく思っていただけて幸いです!
せっかくフリルクでラブラブを目指しているのですから、読んでいてほんわかする話を書きたいなと思っていたので、そう言っていただけると嬉しいですww
まだ書き途中なのですが、4話目もラブラブ継続する予定です!
なるべく早くupしたいなと思っておりますw


9/17(22:49)
>みゆ 様
はじめまして、みゆ様。
ご丁寧にどうもありがとうございますw
フリルクは萌えですよね!!!(でも少ないorz
確かに同行者たちは余計なことをいいそうですよね…
それに関しては恐らく5話目で書くと思います(まだとりかかってないので何とも言えませんが(苦笑
ひぐらしはガンガンで流し読みしたくらいでゲームはしてないのですが、なんとなくは知っていますよ^^
確かに、彼らの友情は同行者たちには真似できないでしょうねぇ…
クロスはやったことないので書けるかわかりませんが、機会があれば書いてみたいですw

拍手[0回]


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